FUNCTIONAL NEUROLOGY FOUNDATION
機能神経学 基礎講座
CLINICAL APPLICATION
機能神経学 臨床応用講座
前庭系を、 脊椎と動きの臨床へつなぐ。
前庭系を単独で考えるのではなく、 視覚・前庭・固有受容感覚を統合して、 姿勢・脊椎・身体コントロールを考える。 評価からVOR、前庭系への介入、 Sensorimotor Rehabilitationまで、 得られた所見を ニューロリハビリテーションへつなげる 臨床応用講座です。
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前庭系を、脊椎・姿勢・身体コントロールの臨床へ。
FN301に続いて2023年7月に東京で開催された Clinical Application Seminar。 前庭系の評価だけではなく、 視覚・固有受容感覚との統合、 VOR、姿勢・バランス、 Sensorimotor Rehabilitation、 そして脊椎への臨床応用までを 講義と実技を通して学びます。
前庭系を単独で診ない。
感覚統合から、身体コントロールを考える。
私たちが姿勢を保ち、 頭や眼球を安定させ、 環境の中で身体を動かすためには、 前庭系だけでは十分ではありません。 視覚・前庭・固有受容感覚から得られる情報を統合し、 脳が「自分の身体」と「外部環境」の位置関係を どのように捉えているのか。 FN302では、その統合から 前庭系と脊椎・姿勢・運動の臨床を考えます。
From Sensory Input to Motor Control
前庭系は、眼球だけを制御しているわけではない。
前庭・頸部・脊髄系の反射を通して、 眼球、頭部、体幹、姿勢の安定化へつながります。
半規管と耳石系。
異なる前庭情報を、臨床でどう見るか。
頭部の回転運動、重力、直線加速度、 身体の垂直性。 異なる前庭情報を評価し、 患者の姿勢・眼球運動・身体コントロールと 関連づけます。
01 / SEMICIRCULAR CANALS
回転運動と、眼球・頭部の安定化。
三半規管から得られる角加速度情報と、 そこから生じるVORを 評価・臨床応用につなげます。
- Head movement
- VOR
- Gaze stabilization
- VOR suppression
- Visual motion sensitivity
- Balance response
02 / OTOLITHIC SYSTEM
重力と垂直性を、どう感じているのか。
卵形嚢・球形嚢から得られる 重力・直線加速度情報を、 身体のorientationや righting responseと関連づけて考えます。
- Gravity
- Linear acceleration
- Subjective Visual Vertical
- Head / body orientation
- Righting response
- Postural control
VORを「知る」から、刺激を使い分ける臨床へ。
FN302ではVORを単なる反射として学ぶだけではなく、 頭部・眼球・ターゲットの関係を変えることで、 前庭系への入力をどのように変化させるのか を臨床的に考えます。
前庭系を理解する
前庭系の神経解剖・生理・機能を学び、 機能神経学に必要な基礎を構築します。
所見をニューロリハビリテーションへ
前庭・視覚・固有受容感覚を統合し、 脊椎・姿勢・運動の臨床へ応用します。
講義だけではない。評価し、動かし、その反応を確かめる。
FN302は、前庭系やSensorimotor Controlを スライドだけで学ぶ講座ではありません。 評価方法、頭部・眼球への刺激、 身体コントロール課題を、 参加者を対象に実際に確認。 理論と実技を往復しながら、 臨床への落とし込みを学びます。
「この検査を行う」という手順だけではなく、 何を評価し、どの反応を見て、 その情報を次の介入へどうつなげるのか。 実技を通して、前庭系の知識を臨床判断へ変換します。
側弯症を、「曲がった脊椎」だけで考えない。
FN302では、講義内のCase Studyとして 脊椎側弯症を取り上げます。 構造だけを見るのではなく、 脊椎のalignment、function、controlに 何が影響しているのかを、 機能神経学の視点から検討します。
Is it purely structural?
側弯症は、 脊椎そのものだけの問題なのか。 それとも、 身体を空間の中で認識し、 姿勢を制御する神経系 まで考える必要があるのか。 この問いから臨床推論を進めます。
What may influence spinal alignment, function and control?
- Vestibular system
- Proprioception
- Eye movements
- Sensorimotor control
- Hormonal factors
- Metabolic function
- Genetic factors
- Structural factors
脊椎の状態を確認する
側弯の程度や脊椎・関節の動きを確認し、 構造的な情報を整理します。
感覚入力を評価する
視覚、前庭、固有受容感覚など、 身体定位に関わる入力を検討します。
身体コントロールを考える
小脳・脳幹・Sensorimotor Integrationなど、 複数の所見を関連づけます。
介入へつなげる
所見に応じて前庭系・身体認識・姿勢制御への リハビリを組み立てます。
症例から統合される所見
- Sensorimotor integration
- Cerebellar / brainstem function
- Visual / proprioceptive / vestibular function
- Autonomic regulation
所見を、介入設計へ
- Vestibular recalibration
- Body awareness retraining
- Sensorimotor rehabilitation
- 患者の反応に応じた再評価と調整
評価して終わらない。得られた所見を、介入へつなげる。
前庭系、固有受容感覚、 感覚運動コントロール、脊椎機能。 FN302では、それぞれを評価するだけではなく、 得られた所見から介入を選び、 その反応を再評価し、 次の課題へ進める という臨床の流れを学びます。
評価し介入、もう一度測る。
介入前後で同じ評価を行うことで、 患者の反応を比較できます。 「行った治療」ではなく、 「患者に起きた変化」を基準に次を判断する。 FN302では、この考え方を実技の中でも確認します。
前庭系から脊椎まで、介入を一つの臨床としてつなぐ。
特定のエクササイズを一律に当てはめるのではなく、 患者の評価所見に応じて、刺激や運動課題を選択します。
01 / 前庭リハビリテーション
前庭系への入力を調整する
頭部・眼球運動、視覚情報、 姿勢・バランスを組み合わせ、 評価所見に応じて前庭系への入力を変化させます。
- VOR x0 / VOR x1
- 視線安定化トレーニング
- 視覚と前庭系の統合
- 姿勢・バランス課題
- 立ち直り反応
- 前庭電気刺激(GVS)
02 / 感覚運動・固有受容感覚
身体の位置と動きを再学習する
身体をどの程度正確に認識し、 意図した位置や方向へ動かせるのかを評価し、 フィードバックを用いて再学習します。
- 関節位置覚誤差(Joint Position Error)
- 運動覚(Kinesthesia)
- 分離運動
- 頸椎・脊椎の固有受容感覚
- レーザーターゲットを用いたフィードバック
- 介入前後の再測定
03 / 脊椎リハビリテーション
「動かす」から「制御する」へ
可動性を獲得するだけでなく、 その可動域を患者自身が安定して制御し、 筋力・持久力へ段階的につなげます。
- 脊椎の可動性
- 安定性と運動制御
- 筋力・持久力
- 胸椎・腰椎のコントロール
- 股関節・体幹の分離運動
- 段階的な負荷設定
関節位置覚誤差、運動覚、分離運動を評価し、 介入後に再び測定。 左右差や動作方向を比較しながら、 患者にどのような変化が起きたのかを確認します。
神経筋系から考える脊椎リハビリテーション
いきなり筋力トレーニングから始めるのではなく、 可動性、安定性と運動制御、筋力・持久力の順に 患者の状態を段階的に進めます。
可動性
Mobility必要な可動性を確保し、 運動制御へ進むための土台を整えます。
- モビライゼーション
- マニピュレーション
- ストレッチ
- 肋骨・横隔膜へのアプローチ
安定性と運動制御
Stability & Control可動域の中で身体を正確に位置づけ、 脊椎・骨盤・四肢の協調を高めます。
- レーザーによる視覚フィードバック
- 体幹コントロール
- 股関節・骨盤の分離運動
- 四つ這いでの運動課題
筋力・持久力
Strength & Endurance身体コントロールを維持した状態で、 より複雑で持続的な負荷へ進みます。
- プランクの段階的進行
- 片側への荷重課題
- 複合的な運動パターン
- 持久性トレーニング
Spinal Dural Release
FN302では、 Dr. Rinaudoによる Spinal Dural Release (脊髄硬膜リリース)の実技 も収録されています。 講義内では、 身体と頭部の位置を変えながら 脊椎・神経系への張力を評価し、 運動を利用してアプローチする方法として紹介されます。
- マニピュレーションを必要としないアプローチ
- 身体と頭部の位置を変えながら評価
- 頭部運動に対する保持・抵抗を利用
- Pitch・Roll・Yawの各方向を利用
※ Spinal Dural Releaseは、本講義内で紹介される臨床アプローチの一つです。 本ページは講義内容を紹介するものであり、特定の治療効果を保証するものではありません。
世界の臨床神経科学を、日本の臨床へ。
Dr. Carlo Rinaudoによる 前庭リハビリテーションと臨床神経科学の講義を、 Susumu Ikedaが日本語通訳・臨床サポートとして提供します。 専門用語を訳すだけではなく、 講義の意図を保ちながら、 日本の受講者が臨床へつなげやすい形で学べる オンライン講座です。
Carlo Rinaudo
PhD, DC, DACNB
オーストラリアを拠点に、 臨床神経科学・前庭リハビリテーションの 臨床・教育・研究に携わるDr. Carlo Rinaudo。 FN302では、 前庭系と脊椎、固有受容感覚、 感覚運動コントロールを統合した臨床応用 を、講義と実技を通して解説します。
Susumu Ikeda
DC, DACNB
機能神経学の専門教育と臨床経験を背景に、 Dr. Rinaudoの講義を日本語で提供。 専門用語だけではなく、 神経学的な意図や臨床的な文脈を保ちながら 理解できるよう通訳・サポート します。
FN302|受講概要
2023年7月に東京で開催された Vestibular Neuro-Rehabilitation for the Spineを収録。 約9時間50分の対面セミナーを、 オンデマンドで受講できます。
FN101・FN102・FN103・FN301
必修ではありませんが、 FN302の内容をより深く理解するために 事前履修を推奨しています。
健康・運動・臨床に関わる専門家
カイロプラクター、理学療法士、作業療法士、 オステオパス、柔道整復師、手技療法家、 アスレチックトレーナー、 健康維持・増進に関わる事業者。
NCJで履修状況を確認のうえ適用します。
前庭系の知識を、 脊椎と動きの臨床へ。
前庭・視覚・固有受容感覚を統合し、 評価から介入、再評価へ。 FN302で、前庭系を実際のニューロリハビリテーションへつなげます。
FN302 受講申請
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